人間の意識にはふたつの種類があると言われています。
ひとつは顕在意識（表面意識）。もうひとつは潜在意識（無意識）です。
私たちの意識全体を100％とすると顕在意識の占める割合が5％、そして潜在意識が占める割合は95％と言われています。
その5％は私たちが普段から「意識している」もので、残りの95％は自分では気づかないもの、「無意識」の領域なんですね。
5％の顕在意識は考えること、願うこと、決断することなど日常の私たちの生活のほとんどを占めているようで実は意識の氷山の一角。
本当の自分と言われるのが95％を占めている潜在意識で、これは自分が「意識せず信じていること、感じていること」になります。
つまり自分を作り上げているのは潜在意識だと言えるでしょう。
今まで生きている間に教えられたり読んだり聞いたりして信じたこと、さまざまな経験の記憶、誰もがたくさんもっていますね？
また、見て聞いて触れて感じる五感での印象や、理由はないけどこんな気がすると言うような感覚や直感など。
これらは潜在意識にすべて存在しています。
これらすべては私たちの膨大な意識の貯蔵庫にすべて蓄積されて、実はその人の現実を作り出しているんですね。
例えば
「もっとお金が欲しい！」と顕在意識で思って、お金を得る努力をしてもなかなかお金持ちになるのが難しい場合がほとんどのはずです。
なぜならその人の現実の事象を決めていく、もっと力のある潜在意識が
「今の自分にはお金が足りない」
と強く信じ感じているからなんです。
5％の顕在意識は論理的に考えて、行動する決断をするのは得意です。
しかし現実化する力は95％の潜在意識に委ねられているんですね。
だから顕在意識が
「お金持ちになるぞ！」
といくら強く思っても、現実の世界では潜在意識が持つ
「お金が足りない」
と言う状態が続いて繰り返し現れることになります。
ここで
「じゃ、お金を得るには自分はお金持ちだって信じればいいの？」
と言う疑問が出ますね。
残念ながらそれも顕在意識が「信じようとする」ことを意識的に決断しているので潜在意識には浸透しません。
潜在意識にその思いが浸透させるには無条件に信じられる状態にすることです。
思う、ではなく、感じることがポイントなんです。
だからお金が欲しいと思ったら
「自分は豊かだなぁ」と感じること。
きっといくらでもあるはずです。
いまこの記事を読むスマホやパソコンが手元にあること、飲みたいと思えばお水もお茶もコーヒーも難なく手に入ること、家族や友達、恋人や「推し」の存在があることetc.
何でも良いです。
そんな豊かさをじっくり感じるんですね。
そうすると「豊かな自分」が現実化しやすくなる、それが潜在意識の仕組みです。