星よみのお話です。
よく占いでは「○○座の今月の運勢」などと言うタイトルをみかけませんか?
自分の生まれた時の太陽が位置していた星座がその人の生まれ星座です。
「私はかに座だから今月のかに座の運勢のところ見ようっと」
と言う方は自分がこの世にオギャーっと誕生したホロスコープの太陽がかに座にあったんですね。
たいていは太陽星座で「自分は○座」とだけ覚えている方のほうが多いのではないでしょうか。
そして自分の太陽がある星座は知っていても、それが何ハウスに入っているかをご存じの方は少ないと思います。
ハウスを調べるには生まれた日だけでなく、生まれた場所と時刻が必要となります。
そこまで占星術を本気でみよう、みてもらおうという方もそれほど多くはないようですが、場所と時刻はホロスコープを見るにあたってとても大切なんですよ。
サインとハウスの違い
メディアの星占いなどで目にすることが多い12星座がありますね。
おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座
これら12の星座は「サイン」と呼ばれます。
そしてハウスも12星座と同じく1ハウスから12ハウスまで12個の部屋があります。
円形のケーキをちょうど12個に仕切って1から12ハウスに分かれたものをイメージしてください。
それぞれのサインとハウスにはすべて意味があり、その人の性格や人生の傾向を読み解くのに大切な情報となります。
サインはその人の心や意識、性質
ハウスは活動する場所、場面
です。
ホロスコープではこの組み合わせを見ることによりその人の考え方、生き方、性格、行動のパターンetc.がバラエティー豊かに読み解くことができるんですよ。
10個の天体は舞台上の役者
この世に誕生した日時に生まれた場所のあなたから見た天体の図があなたのホロスコープでしたね。
ホロスコープは12のハウス(部屋)で構成され、12のサイン(星座)と組み合わさります。
そしてホロスコープ内の12のハウスとサインのなかに、太陽をはじめ10個の天体(惑星)が散らばって存在しています。
太陽、月、火星、水星、金星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星
の10天体はその人の中の個性豊かな登場人物、役者さんです。
すべての人のホロスコープに、この10天体、すなわち10人の役者が存在します。
10個の天体はその人のさまざまな顔を表現する役者さん達。
この役者さん達がどの舞台でどんな個性を活かすか、登場する場面でどのように演じやすいかを示します。
この10天体(役者)が12あるうちのどのサイン(性質)のどのハウス(場面)に入っていたかで、その役者はこの場面ではどのようなキャラクターを演じるのか?が異なってくるんです。
これらサイン、ハウス、天体の組み合わせを見ることで、あなたが人生のどんな場面でどんな風に感じたりどのように行動しやすいか、果ては人生のテーマを読むことができるんですよ。
その表れ方は面白いほどバラエティ豊かなものです。
ホロスコープはあなたという人を表し、あなたの人生の青写真となるたくさんの情報を示す宝の地図なんです。